社員インタビュー:元&現役指導者編

SPLYZAの主力事業である「SPLYZA Teams」は多くのスポーツの指導者の方にもご活用いただいておりますが、そんな中、弊社にも元々教員として部活の指導を行っていたり、現役でコーチ業を兼任しているスタッフも在籍しています。

今回はバルセロナサッカースクールなどでの指導経験がある佐々木さん、滋賀の名門近江高校でコーチをしていた槙島さん、現在大学でラクロスを教えている佐藤さん、様々な年代においてバスケの指導をしている鈴木さん、そして地元浜松で少年チームを率いる外山さん。こちらの5名にインタビューを行っています。



ー本日はよろしくお願いします。今回は5名の方にインタビューを行いますが、対談形式だとちょっと大変なので個別にお話を伺っていこうと考えています。まずはスクール系出身の佐々木さんからお話を聞かせてください。

佐々木さん:
指導者としての経歴ですが、最初は大学2年の際に福岡でのバルセロナ・サッカースクールの運営に加わったのがスタートになります。その後はドルトムントのスクールやグルージャ盛岡の育成年代の監督など国内外の様々なプロジェクトに携わらせていただきました。

ー映像を活用した選手個人のプレー分析って特に欧州だとスタンダードな印象なのですが、佐々木さんの映像活用にまつわるエピソードはありますか?

佐々木さん:
もう10年以上前になりますが、たとえばバルセロナのサッカースクールのセレクションの会場では、巨大なモニターにバルセロナのトップチームの映像が流れていたりするんです。そこに訪れてセレクションを受ける子供たちが「僕らはこのようなサッカーを目指してプレーを楽しむんだ!」とイメージを膨らませることができるので、そういった狙いもあったかと思います。

ープレミアリーグなどでも、ユースチームの寮でトップチームの映像を垂れ流しにしていたりしますもんね。ちなみにスクール系で映像分析ツールを活用する場合は、どのような想定でしょうか?

佐々木さん:
SPLYZA Teamsの活用という視点でいえば、スクール生は色んなチームに所属していたり、一緒に活動する時間も短い場合もあるので、当該スクールにおけるプレー原則の共有なんかには非常に有効的かと思います。ミーティングを設けて、時間を割いて…となると大変なので、各々自宅で動画をみて、気になるところがあれば書き込んでおいてねっていう使いかたは有用かと思います。

ーいままで数多くの生徒さんと接してきたかと思いますが、彼らの適正の見抜き方であるとか、長所の伸ばし方のコツみたいなのはありますか?

佐々木さん:
私が主に小学生をみていた前提でのお話ですが、彼らはやりたいことをやるというスタンスなので、苦手なことを改善するよりも、得意なことを更に尖らせるというか、いかに子ども達が夢中になれるかを意識していました。そこでどういうリアクションがあるかとか、能動的に行動できるかどうかで、プレイヤーとしての適正はある程度判断できるかなと思います。いずれにせよ、スイッチをONにできるかは指導者の力量にもよると思いますが、本質的には本人のモチベーション次第ですね。

ー佐々木さん自身がSPLYZA Teamsを通して、今後実現していきたいことなどあれば教えてください。

佐々木さん:
将来的に自分がやりたいことを仕事にできる、人材育成や教育的な観点で、社会を生き抜く力を身につけるためのツールであってほしいなと思います。中長期的な視野で、自分の好きなことを通して課題解決能力をどんどん身につけてほしいですね。



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ーでは続いて槙島さん、指導歴からお願いします。

槙島さん:
大学在籍中に教員免許を取得し、大学卒業後すぐに滋賀県の近江高校に赴任しました。主にBチームを見つつ立ち位置としてはヘッドコーチとして4年間在籍しました。指導者としての実績としては、2年目から率いていたBチームが県リーグに参加して、3部から1部に昇格させました。

ー近江高校に赴任する際、急遽英語の先生をやることになったと伺ったのですが(笑)

槙島さん:
はい(笑) もう体育教員は枠がないと言われて、消去法で英語の先生になりました。そこから通信の大学に入学して2年で英語教員の免許を取得しています。

ー当時の映像活用の状況を教えてください。

槙島さん:
現場にいた時の話ですが、SPLYZA Teamsを導入するまでは映像を私のほうで編集してミーティングで共有するようにしていました。もちろんそれでも運用上は問題なかったのですが、SPLYZA Teamsを導入してからは以前にやっていたことプラス、生徒たちが思っていることをどんどん書いていってもらうということを実践していました。

ー生徒さんからの反応はどんな感じでしたか?

槙島さん:
実際に書いてもらうとミーティングでは理解している雰囲気でも、実はあまり分かっていない生徒や、逆に試合にはあまり出れていないけどチームの戦いかたや約束事などをきちんと把握できている子もいました。普段からあまり積極的にコミュニケーションを取らない生徒も、書き込みだと自己主張ができたりと、新しいやりとりのツールとしてフル活用できていたかと思います。

ーSPLYZAに入社して、セールスチームとして働いてみての気づきなどあれば。

槙島さん:
私が指導者時代に生徒達に行わせていた書き込みだけでなく、シーンのタグ付けをさせるだけでも、生徒の理解度を図る判断材料になるということは発見でした。同じ条件でタグ付けをさせても、生徒によって基準が違っていたりするので、そこを擦り合わせる作業とコミュニケーションがとても重要なんだなと思います。

ー今後SPLYZAで取り組んでみたいことがあれば教えてください。

SPLYZAのヘビーユーザーを集めたコミュニティの構築や、あとはSPLYZAで何らかの競技のチームを作って「SPLYZA Teamsを活用するとここまでいろんなことができるよ!」っていうことを体現していきたいなと思います。



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ー3番手、佐藤さんお願いします。

佐藤さん:
私は大学を卒業してから愛知県で大学選抜チームのアシスタントコーチを行ったのが最初ですね。そこから地元の九州に帰ってきて、現在は北九州の大学で休日に指導を行っています。

ーそういえばラクロスはSPLYZA Teamsユーザーが多いですよね。映像活用も積極的な印象があります。

佐藤さん:
ラクロスは日本代表がSPLYZA Teamsを使っているので、そこでアプリ使った選手がそれぞれの所属先に広めて伝播していったんだと思います。それに加えてラクロスは分析大国アメリカで盛んなスポーツということもあり、例えばシュート決定率やセーブ率のようなベーシックなものから、より解像度を上げた細かい分析まであります。分析のレベルに合わせて、柔軟に使い方を変えることができるのはSPLYZA Teamsの強みかと思います。

ーSPLYZAでの活動を通して実現していきたいことはありますか?

佐藤さん:
女性特有かもしれませんが、人間関係に悩んでスポーツをやめる、もしくは高校の部活動でスポーツをやめちゃう人がすごく多いんです。大学ではまずやらないというか。ヨーロッパ、特にドイツなどでは生涯スポーツとして受け入れられていて、どの年代でも体を動かすことが文化になっているので、フィジカル・メンタル的な健康を維持するためにも、そういったものを日本にも浸透させていきたいと思っています。

ー最後に改めて、ラクロスのアピールをお願いします!

佐藤さん:
ラクロスはまだまだマイナースポーツなんですが、やってみると戦略性もあり奥深くて楽しいので、今後もラクロスに限らずいろんなスポーツの魅力を大勢の方に発信して、スポーツの裾野を広げていきたいと思っています。



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ーでは次に鈴木さん、お願いします。

鈴木さん:
指導者としての経歴ですが、鹿屋体育大学で教員免許とコーチライセンスを取得したのちに、関東2部のチームでアシスタントコーチとして指導していました。そのあとは地元の公立高校などで外部コーチとして携わり、SPLYZA入社後も大学や自分の所属しているチームで指導を行っています。

ー特にバスケは映像活用の分野でかなり先をいっている印象です。

鈴木さん:
アメリカのバスケに関してはコーチライセンスがなくて、暖簾分け制度なのですが、まずやらされるのはビデオをみて分析することなんですね。で、映像を作ったりビデオコーディネーターを経てようやく現場に出れるという過程なので、まずは映像から入るっていう文化はとても良いなと思います。

ーただのオペレーターではなく、ビデオコーディネーターっていうのが良いですよね。ちなみに鈴木さんが現場指導を行う際に気をつけていることはありますか?

鈴木さん:
あくまで個人的なものですが、選手や生徒のバックグラウンドを意識するのは指導者としてケアしてあげるとなお良いかと思います。大変ではあるんですけど、些細なことでも拾ってあげて、メンタル面をフォローしてあげることでパフォーマンスが爆上がりする選手もいるので。そこは映像というかそれこそSPLYZA Teamsを使うことで、コミュニケーションの密度を更に上げていくことは可能かと思います。

ーでは、鈴木さんが今後SPLYZAでやっていきたいことを教えてください。

鈴木さん:
さきほど槙島さんが提案したヘビーユーザーの指導者を集めたコミュニティっていうのは僕もやりたいですね。あと教育的な観点でいうと、映像を振り返ることで気づきを得るっていうのはそれこそスポーツに限らず日常に溢れているので、映像でのフィードバック文化、そういった啓蒙を日本だけでなく世界中に発信していきたいですね。



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ーそれでは最後に、外山さんお願いします。

外山さん:
僕は現在、少年サッカーチームのU10年代を指導しています。だいたい10年前に1年間だけ関わっていたことがあったのですが、地元に帰ってきてから「教え手がいない!」ということで仕方なく…という感じではあったんですが、実際にやってみるととても楽しくて。今は子供達と一緒に成長していってる感じですね。

ー外山さんはSPLYZA Teamsを通じて、少年サッカーでいろんなことが変えれるかも!と常々考えてますよね。

外山さん:
親御さんから伺った話ですが、試合のあった日の夜の食卓でSPLYZA Teamsにアップロードされた試合映像をみながら「今日の試合こんなんだったよ」と小学3年生が饒舌に語ってくれるそうなんです。家族でのコミュニケーションが増えたっていうのは嬉しいですよね。あとは映像をみて、弟のプレーを兄がアドバイスしてくれるみたいな話もよく聞きますね。

ーそれは素晴らしい効果が出そうですね!継続して取り組んでいってほしいです。では最後に、外山さんがSPLYZAで、また指導者として実現していきたいことを教えてください。

外山さん:
やっぱり自分のプレー映像を振り返る習慣って、高校生でいきなりやろうとすると先に「面倒くせぇ!」ってなりがちだと思うので、そこはもう小さい時から習慣づけちゃうというか、当たり前のこととしてこなすようになってくれたら本望ですね。

ースマホネイティブな世代なので、取っ掛かりさえ作ってあげればよさそうですよね。

ええ。いまの小学生みんなスマホやタブレットでFORTNITEとかやってるんですけど、そのゲームやってる同じ端末で振り返りもできるので、1日の中で少しだけもサッカーの映像をみる時間を作ることで、実際のプレーに関してもゲームみたいにどんどん上手になるよ!というのは個人的にも子供達に伝え続けていきたいなと思っています。

ー今回は興味深いお話がたくさん出ましたね。みなさん、素敵なお話ありがとうございました!