社員インタビュー:現役アスリート編

さまざまなバックグラウンドを持つ、個性的な社員が数多く在籍する株式会社SPLYZA。中には現役のアスリートも在籍しています。今回はリングネーム”KAI”として格闘家として活躍するエンジニアの荒木さんと、Fリーグのデウソン神戸に所属するセールスチームの山野さんにインタビューを行っています。



ーまずは荒木さんから質問をしていきますね。荒木さんが格闘技を本格的に始めたきっかけは何だったんでしょうか。

荒木さん:
最初はダイエット目的でジムに入ったのですが、筋が良かったのかわかりませんが「試合に出てみる?」とトレーナーさんに誘われたのがきっかけですね。もともと空手をやっていたので、そのお陰かもしれませんが。

ー格闘技のベースがしっかりあった訳ですね。ちなみに普段対戦する相手は知り合いもいたりするんですか?

荒木さん:
異なるジムの所属であれば普段からトレーニングは一緒にしないんですが、女子のプロ格闘家は母数も少ないので、面識のある相手と対戦が組まれることもありますね。

ー例えば、今まで一緒に食事をしたことがあるような仲の相手とも…ってことですよね。

荒木さん:
はい。私の場合ですが、そうなったら試合が終わるまでは相手には一切連絡しないですね。試合前は軽量や記者会見で顔を合わせるタイミングもあるんですけど、自分からは絶対に挨拶したりはしないです。

ー食事管理や肉体的なトレーニングに加えて、メンタルのコントロールまで必要とされるのは大変そうですね…仕事にも影響が出ることもあるのでは?

荒木さん:
もうその辺は慣れですね。ただ、前の職場での話なのですが、減量中に長時間に渡る会議の途中で「一旦休憩いれてみんなで甘いもの食べてリフレッシュしよう!」みたいなことを上司が言い出した時はさすがに怒りのボルテージが急上昇でした。。

ー「あの時のおやつの恨み!」って感じで試合に全てぶつける訳ですね。



ーでは次に、山野さんがFリーガーになったきっかけを教えてください。

山野さん:
推薦で入った高校で大怪我、それでも「プロのサッカー選手になる!」という夢を諦めきれずにサッカーの特待生で入学した大学が経営難で活動ができなくなるなど、お世辞にも順風満帆なキャリアとは言えないですね。そのあと遊び感覚でやっていたフットサルが思いのほか面白くて長続きしたので、大阪の社会人3部のチームに入団してから本格的にスタートして、そこから社会人1部のチームを経由して現在のFリーグ、デウソン神戸に至るという感じです。

ー紆余曲折あって、今の山野さんがある訳ですね。お話を聞く限りだと色んな経歴を持った方がFリーガーには多そうですが、現在のフットサルプレーヤーはやはり山野さんのようにサッカー経験者の方が多いのですか?

山野さん:
はい。学生の頃にサッカーを経験していて…という方が圧倒的多数ですね。今でこそユース年代からフットサル専門のスクールやクラブもありますが、フットサルしかやってきていない!という選手はまだまだ少数だと思います。

ー基本的には仕事をしながらの”二足の草鞋”の方が多いんですよね。

山野さん:
ええ。本職を持って働きながらプレーしている選手やチームからスクールコーチをしている方がほとんどだと思います。メンバー全員がプロ契約しているチームは一部だけで、Fリーガーとしてプロ契約している選手は全体としてもそこまで多くないと思います。

ー働きながら仕事が終わってトレーニングに行って、深夜に帰ってきて寝て…というサイクルは普通の社会人からするとなかなかキツそうなんですが。

山野さん:
最初は僕もしんどかったんですが、やっていくうちに順応していきました。もちろんプロとして専念できない分、トレーニングや試合を最優先にして生活できないことで怪我のリスクが高まったり、モチベーションの管理が難しくなる部分はありますが、「さらに高いレベルでプレーしたい」という目標もあるので、そこは黙々とこなすという感じです。

ーなるほど。めちゃくちゃタフですね…私も見習わねば。



ーちなみに、お2人がSPLYZAに応募をしたのは何がきっかけだったんでしょうか?

荒木さん:
ジムのトレーナーをやっていたときにコロナ禍になって、遠隔でお客さんにパーソナルトレーナーとしてアドバイスをしていたのですが、一般的なビデオ会議ツールだと伝えるのが難しくて。そこで色々探していて、SPLYZAが提供していたLectaを知って問い合わせをしたのがきっかけですね。そもそもLectaはリアルタイムに相互でやりとりするものではなかったんですけど、スポーツに関する企業でAI開発もしているのであれば、自分も何か役に立てるのかなと思い、働いてみたいなと思いました。

山野さん:
いままでスポーツ関連の企業で働いたことがなく、新しいことをやってみたいなと思っていた矢先に求人サイトでSPLYZAをみつけて、すぐに応募しました。

ーでは、いままでのアスリートとしてのキャリアの中で、映像を活用した場面はありましたか?

荒木さん:
練習のスパーリングやミット打ちなどを撮影して見返すことはよくやります。あとは対戦相手の分析ですね。相手の癖を見抜くことが分析の基本なので、そこは徹底的にやるようにしています。そこで得た情報がハマって試合に勝てた時は本当に嬉しいです。今後は対戦相手だけでなく、自分自身も含めてパンチやキックの種類をより定量的に分析できればいいなと思っています。

山野さん:
僕の場合は、過去に在籍したチームでまったく試合に出られない期間があったんですが、その時期に自分が出た試合の映像を引っ張り出してきて、自分の長所や改善すべき点をアナログに正の字でカウントしていました。その時の作業が現在のチームに行きつくきっかけになったと思うので、映像での振り返りはすごく大事だなと思います。

ー素晴らしいです!こういった映像を活用したことによる成功体験は、他のアスリートの方々にも積極的に発信して欲しいですね。



ーアスリートであるが故に怪我はつきものかと思いますが、それぞれの怪我との向き合い方について教えてください。

荒木さん:
私は全然休まずに、足を怪我していても松葉杖でジムに行って、上半身が鍛えられるのであればそのトレーニングをしちゃいますね。自分の体に鞭を打って、さらにメンタルまで追い込んでいく感じです。

山野さん:
逆に僕は怪我の期間は競技から少し距離をとるようにしています。焦って早く復帰したことで更に酷い怪我になったこともあるので、メンタルコントロールのためにもそのようにしています。

ーSPLYZAに入社してからの気づきなどあれば教えてください。

荒木さん:
入社して研究開発を進めていく中で改めて思うことですが、これまでのAIに関する開発経験に加えて、格闘家であることやジムのインストラクターとしての経験が、現在関わっているプロジェクトであったり、今後のアプリ開発に活かせると感じています。

山野さん:
セールスチームとして営業に出向いていて思うのですが、いろんな先生の考え方が、回り回って自分の取り組んでいるスポーツに還元できることが多いので非常に勉強になっていますね。あとは他の競技、例えばバスケなんかはフットサルの戦術に近いものもあるので、相手チームにバレないように自チームのみに伝わる暗号としてバスケ用語を用いたりもしています。

ー最後に、アスリートとしての目標をそれぞれお聞かせください。

荒木さん:
SPLYZAのロゴマークをパンツに載せてK1のリングに上がることですね!

山野さん:
いまF2リーグ所属なので、国内トップのF1リーグでプレーすることを目標に頑張ります!

ーお2人とも素晴らしい目標ですね!応援しています。SPLYZA社員一同としても最大限、バックアップしていこうと思いますので、夢の実現に向けて頑張ってください!




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